2025/09/26 08:34
米国株大引け概況(詳報): 3日続落、指標堅調で利下げ期待弱まる 
25日のNY株式市場は、リスク回避姿勢が強まる展開。主要指標のダウ平均が前日比173.96ドル(0.38%)安の4万5947.32ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が113.16ポイント(0.50%)安の2万2384.70ポイントとそろって3日続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、33.25ポイント(0.50%)安の6604.72ポイントと3日続落で引けている。また、小型株で構成されるラッセル2000指数は23.94ポイント(0.98%)安の2411.04ポイントと、主要指数を上回る下落率となった。
予想を上回る経済指標の結果を受け、年内の追加利下げ期待がやや後退した形。特に週間の新規失業保険申請件数は21万8000件(前週比↓1万4000件)に減って市場予想(約23万3000件)を下回るなど、労働市場の堅調さを示唆した。「FedWatch」ツールによると、10月に0.25%の利下げが実施される可能性は92→86%、12月にさらに0.25%利上げされる可能性は73→60%に下がっている。米国債は売られ、2年債利回りが3.66%(↑0.06ポイント)、10年債利回りが4.17%(↑0.02ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が軒並み下落。なかでもヘルスケア、一般消費財、素材といったセクターが1%余り売られた。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.38%安、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が5.55%安、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.67%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が6.19%安と売り込まれている。
一方、エネルギーと情報技術の2業種は上昇。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.81%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.41%高と強含んだほか、半導体大手のインテル(@INTC/U)が8.87%高、IT大手グループのIBM(@IBM/U)が5.20%高と買われた。インテルに関しては「アップルに出資求める打診をした」との報道が好感されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
予想を上回る経済指標の結果を受け、年内の追加利下げ期待がやや後退した形。特に週間の新規失業保険申請件数は21万8000件(前週比↓1万4000件)に減って市場予想(約23万3000件)を下回るなど、労働市場の堅調さを示唆した。「FedWatch」ツールによると、10月に0.25%の利下げが実施される可能性は92→86%、12月にさらに0.25%利上げされる可能性は73→60%に下がっている。米国債は売られ、2年債利回りが3.66%(↑0.06ポイント)、10年債利回りが4.17%(↑0.02ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が軒並み下落。なかでもヘルスケア、一般消費財、素材といったセクターが1%余り売られた。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.38%安、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が5.55%安、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.67%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が6.19%安と売り込まれている。
一方、エネルギーと情報技術の2業種は上昇。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.81%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.41%高と強含んだほか、半導体大手のインテル(@INTC/U)が8.87%高、IT大手グループのIBM(@IBM/U)が5.20%高と買われた。インテルに関しては「アップルに出資求める打診をした」との報道が好感されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。