2024/12/12 08:37
米国株大引け概況(詳報): ダウ続落、ナスダック反発で初の2万ポイント突破
11日のNY株式市場は、ディフェンシブ株が軟調な半面、大型ハイテク株が買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比99.27ドル(0.22%)安の4万4148.56ドルと小幅続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が347.65ポイント(1.77%)高の2万34.89ポイントと急反発して取引を終えた。ナスダックは初めて「2万ポイント」の大台を超え、最高値を更新している。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、49.28ポイント(0.82%)高の6084.19ポイントと反発で引けた。
注目されたインフレ指標がほぼ予想通りの結果だったことが支援材料。朝方発表された11月の消費者物価指数は前年同月比↑2.7%と前月(↑2.6%)から伸びが加速したが、市場予想(↑約2.7%)に一致し、従来の利下げ見通しを裏付ける内容だった(来週の利下げ確率は90%超に上昇)。ただ、インフレ圧力がくすぶるなか、長期金利を代表する10年債利回りは4.27%(↑0.04ポイント)に上昇している。
セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーション(↑3%超)、一般消費財(↑2%超)、情報技術(↑1%超)の3セクターで上げが目立った。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が5.53%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.16%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が5.93%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.32%高と買われ、軒並み最高値を更新している。また、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)や通信向け半導体のブロードコム(@AVGO/U)もそれぞれ3.14%、6.63%ずつ値を上げた。ブロードコムに関しては、アップル(@AAPL/U)とAI向けチップの開発に取り組んでいるとの報道が好材料視されている。
一方、ヘルスケアや生活必需品、公益など6業種は下落。医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が5.60%安、シグナ(@CI/U)が5.57%安、CVSヘルス(@CVS/U)が6.15%安と急落したほか、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が1.92%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が1.68%安と値を下げた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
注目されたインフレ指標がほぼ予想通りの結果だったことが支援材料。朝方発表された11月の消費者物価指数は前年同月比↑2.7%と前月(↑2.6%)から伸びが加速したが、市場予想(↑約2.7%)に一致し、従来の利下げ見通しを裏付ける内容だった(来週の利下げ確率は90%超に上昇)。ただ、インフレ圧力がくすぶるなか、長期金利を代表する10年債利回りは4.27%(↑0.04ポイント)に上昇している。
セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーション(↑3%超)、一般消費財(↑2%超)、情報技術(↑1%超)の3セクターで上げが目立った。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が5.53%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.16%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が5.93%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.32%高と買われ、軒並み最高値を更新している。また、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)や通信向け半導体のブロードコム(@AVGO/U)もそれぞれ3.14%、6.63%ずつ値を上げた。ブロードコムに関しては、アップル(@AAPL/U)とAI向けチップの開発に取り組んでいるとの報道が好材料視されている。
一方、ヘルスケアや生活必需品、公益など6業種は下落。医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が5.60%安、シグナ(@CI/U)が5.57%安、CVSヘルス(@CVS/U)が6.15%安と急落したほか、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が1.92%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が1.68%安と値を下げた。
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