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2020/10/30 08:33

大引け概況(詳報): 反発、決算発表前の大型IT銘柄に買い 無料記事

 29日のNY株式市場は、前日売られた大型IT銘柄を中心に買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比139.16ドル(0.52%)高の26659.11ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が180.72ポイント(1.64%)高の11185.59ポイントとそろって反発して取引を終えた。
 セクター別ではS&P500全11業種のうち、ヘルスケアを除く10業種が上昇。コミュニケーションや情報技術などハイテク関連のほか、エネルギーや素材、資本財など景気循環セクターの上げが目立った。
 なかでも、引け後の決算発表が期待される大型IT銘柄が高い。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.71%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.52%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.05%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が4.92%高と値を上げた。アルファベットやフェイスブックについては、画像検索・共有アプリ大手ピンタレスト(@PINS/U)の好決算を受け、広告支出拡大の恩恵を受けると期待されている。前日引け後に第3四半期(7〜9月)決算の大幅な上振れを発表したピンタレストはこの日、26.92%高と急騰。SNS大手のツイッター(@TWTR/U)も連れ高し、8.04%上昇した。
 他の個別動向では、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.70%上昇した。米国サービス価格の引き上げを発表したことがプラス材料視されている。クレジットカード大手のビザ(@V/U)は2.21%高。第4四半期(7〜9月)決算の上振れが好感された。



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