2025/01/20 09:36
米国株週間相場見通し:下値の堅い展開か
今週のNY株式市場は、キング牧師記念日で本日(20日)休場となるが、トランプ氏に絡む不安材料が一旦出尽くす中で全体として底堅く推移しそうだ。
トランプ氏が20日、大統領に就任することで不安心理が薄らぐと思われる。「トランプ氏が就任直後、関税引き上げを含む100本超の大統領令に署名する」と警戒されているものの、ある程度マイナス影響は織り込まれた模様。また、懸案の関税引き上げに関しても、最初から過激な内容になる可能性は低く、次の交渉につなげる打診的な内容にとどまる見通しだ。逆に、減税など景気押し上げ策の発表も期待されている。
また、12月のCPIや小売売上高が市場予想を下回る中、利下げ観測が再浮上していることも追い風だ。ウォラーFRB理事が「3月の利下げ可能性も排除しない」と述べたこともその裏付けになる(これにより今週の10年債利回りは、一時4.6%を割り込む場面がみられた。週末は4.62%で終了)。
企業業績も悪くない。先陣を切った大手銀行は総じて、強い内容の10 12月期決算を発表した。今週予定されるネットフリックス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、テキサス・インストルメンツなどの業績にも期待がもてよう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
トランプ氏が20日、大統領に就任することで不安心理が薄らぐと思われる。「トランプ氏が就任直後、関税引き上げを含む100本超の大統領令に署名する」と警戒されているものの、ある程度マイナス影響は織り込まれた模様。また、懸案の関税引き上げに関しても、最初から過激な内容になる可能性は低く、次の交渉につなげる打診的な内容にとどまる見通しだ。逆に、減税など景気押し上げ策の発表も期待されている。
また、12月のCPIや小売売上高が市場予想を下回る中、利下げ観測が再浮上していることも追い風だ。ウォラーFRB理事が「3月の利下げ可能性も排除しない」と述べたこともその裏付けになる(これにより今週の10年債利回りは、一時4.6%を割り込む場面がみられた。週末は4.62%で終了)。
企業業績も悪くない。先陣を切った大手銀行は総じて、強い内容の10 12月期決算を発表した。今週予定されるネットフリックス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、テキサス・インストルメンツなどの業績にも期待がもてよう。
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