2025/09/04 08:32 NEW!!
米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックとS&P500は反発 
3日のNY株式市場は、市場全体がやや軟調ななか、一部大型ハイテク株が上昇する展開。主要指標のダウ平均が前日比24.58ドル(0.05%)安の4万5271.23ドルと小幅に3日続落となる一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数は218.10ポイント(1.02%)高の2万1497.73ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、32.72ポイント(0.51%)高の6448.26ポイントと反発で引けている。
米景気の減速が懸念されるなか、利下げ期待が相場を下支えする状態。この日発表された7月のJOLT求人件数は718万1000件(前月比↓17万6000件)に下がり、市場予想(約738万件)を下回った。労働市場の冷え込みを示す証拠がまた一つ加わったことで、引き締め緩和への期待が強まっている。「FedWatch」ツールによると、9月FOMC会合での利下げ確率は93→96%へさらに上昇した。長期金利を代表する10年債利回りは前日に続き、この日も一時4.30%近くまで上昇したが、結局4.22%(↓0.04ポイント)に下がっている。
セクター別では、S&P500全11業種のうち4業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーション(↑3%超)、情報技術、一般消費財などのセクターが買われた。分割回避の判決を受けてネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が9.02%高と急騰したほか、グーグルとの契約を残すことが認められたIT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.81%高と急伸して指数の上昇をけん引している。このほか、4日引け後の決算発表を控えた半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.39%高と買われたほか、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.44%高と堅調だった。非ハイテク株では、小売大手のウォルマート(@WMT/U)とコストコ・ホールセール(@COST/U)がそれぞれ1.63%、1.17%ずつ上昇した。
一方、景気動向に敏感なエネルギー(↓2%超)や素材、資本財など7業種は下落。「OPEC+」が増産を検討するとの報道で原油先物が2%余り売られたことを受け、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.42%安、コノコフィリップス(@COP/U)が4.38%安と売られた。航空機大手のボーイング(@BA/U)も2.11%安と値を下げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米景気の減速が懸念されるなか、利下げ期待が相場を下支えする状態。この日発表された7月のJOLT求人件数は718万1000件(前月比↓17万6000件)に下がり、市場予想(約738万件)を下回った。労働市場の冷え込みを示す証拠がまた一つ加わったことで、引き締め緩和への期待が強まっている。「FedWatch」ツールによると、9月FOMC会合での利下げ確率は93→96%へさらに上昇した。長期金利を代表する10年債利回りは前日に続き、この日も一時4.30%近くまで上昇したが、結局4.22%(↓0.04ポイント)に下がっている。
セクター別では、S&P500全11業種のうち4業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーション(↑3%超)、情報技術、一般消費財などのセクターが買われた。分割回避の判決を受けてネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が9.02%高と急騰したほか、グーグルとの契約を残すことが認められたIT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.81%高と急伸して指数の上昇をけん引している。このほか、4日引け後の決算発表を控えた半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.39%高と買われたほか、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.44%高と堅調だった。非ハイテク株では、小売大手のウォルマート(@WMT/U)とコストコ・ホールセール(@COST/U)がそれぞれ1.63%、1.17%ずつ上昇した。
一方、景気動向に敏感なエネルギー(↓2%超)や素材、資本財など7業種は下落。「OPEC+」が増産を検討するとの報道で原油先物が2%余り売られたことを受け、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.42%安、コノコフィリップス(@COP/U)が4.38%安と売られた。航空機大手のボーイング(@BA/U)も2.11%安と値を下げている。
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