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2025/11/05 08:35

米国株大引け概況(詳報): 下落、ナスダックは2%安 無料記事

 4日のNY株式市場は、ハイテク株の売りが目立つ展開。主要指標のダウ平均が前日比251.44ドル(0.53%)安の4万7085.24ドルと続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が486.08ポイント(2.04%)安の2万3348.64ポイントと急反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、80.42ポイント(1.17%)安の6771.55ポイントと反落で引けている。
 好調な決算とガイダンスの引き上げを発表したビッグデータ分析大手のパランティア・テクノロジーズ(@PLTR/U)に対する市場の反応がマイナス材料となった。高バリュエーションに対する懸念が膨らむなか、同社株は7.94%安と急落。他のAI関連銘柄にも利益確定売りの動きが広がり、主要株価指数を押し下げている。米国債はやや買われ、長期金利を代表する10年債利回りは4.09%(↓0.02ポイント)に低下し、VIX指数(恐怖指数)は19.00(↑1.83)に上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3セクターで下げが目立った。前述したパランティアのほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.96%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が7.10%安、HDD大手のシーゲイト・テクノロジー(@STX/U)が5.71%安、サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が6.60%安と売り込まれている。また、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が5.15%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.84%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.13%安と値を下げた。
 一方、金融のほか、ディフェンシブな生活必需品やヘルスケアなどのセクターは逆行高。投資会社のバークシャー・ハサウェイ(@BRK .B/U)が2.52%高、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が1.15%高、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が2.12%高と値を上げている。


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