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2019/12/20 08:49

大引け概況(詳報):主要3指数が最高値を更新 無料記事

 19日のNY株式市場は、好調な地合いを引き継いで幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比137.68ドル(0.49%)高の2万8376.96ドルと反発し、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は59.48ポイント(0.67%)高の8887.22ポイントと7日続伸した。S&P500指数も0.45%高の3205.37ポイントと上昇し、主要3指数がそろって最高値を更新している。
 米中貿易協定の署名に向けた期待が追い風。ムニューシン財務長官はCNBCテレビのインタビューで、「第1段階」の合意への署名が1月初めに行われることについて「非常に自信を持っている」とコメントした。また、中国商務部の報道官も「交渉担当者間で緊密に連絡をとっている」と説明している。中国側はこのほか、米国産の化学・石油製品6品目について「12月26日から関税を1年間免除する」と発表した。
 半導体市況の改善見通しも支援材料。メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)の経営陣が前日、「2019年12月〜20年2月期に業績が底入れする」と自信を示したことで、半導体銘柄が買われた。マイクロンが2.81%高と上昇したのをはじめ、画像処理半導体大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.59%高、製造装置大手のラムリサーチ(@LRCX/U)が1.83%高、業界最大手のインテル(@INTC/U)が1.38%高と値を上げている。
 他の個別動向では、ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(@CSCO/U)が2.66%高と急伸。バークレイズ証券が投資判断を「イコールウェイト」→「オーバーウェイト」、目標株価を47→53ドルに引き上げたことが追い風だ。


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