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2025/10/28 08:41 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 3日続伸、主要3指数が連日最高値 無料記事

 週明け27日のNY株式市場は、ハイテク株を中心にリスクオンの動きが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比337.47ドル(0.71%)高の4万7544.59ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が432.59ポイント(1.86%)高の2万3637.46ポイントとそろって3日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、83.47ポイント(1.23%)高の6875.16ポイントと3日続伸で終了。主要3指数は連日で最高値を更新している。
 先週の勢いを継ぐ流れ。米中間の緊張緩和傾向が引き続き追い風になった。週末には両国の代表者がマレーシア・クアラルンプールで会談し、11月1日から発動予定だった対中100%関税を回避するための「枠組み」で合意したと報じられている。中国側がレアアース鉱物・磁石のライセンス制度導入を1年延期すること、中国が米国産大豆を大量購入すること――などが含まれているとされる。同協定は30日に行われる米中首脳会談で最終決定される見通しだ。米中関係の改善のほか、29日の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加緩和見通し、今週から始まる大型ハイテク株の決算内容などへの期待もある。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が軒並み上昇(素材と生活必需品は弱含み)。コミュニケーション(↑2%超)や情報技術(↑2%超)、一般消費財(↑1%超)などのハイテク関連セクターが特に買われ、相場を牽引した。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.81%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.28%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.60%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.31%高と値を上げている。また、AI向け新型チップを発表したクアルコム(@QCOM/U)が11.09%高と急伸したほか、米エネルギー省からAIスパコン2基の構築契約を獲得したアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が2.67%高と買われた。


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