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2020/05/27 08:57

大引け概況(詳報):ダウ急反発、ナスダックも高い 無料記事

 3連休明け26日のNY株式市場は、米経済活動に対する早期の回復期待で買われる展開。主要指標のダウ平均は急反発し、前営業日比529.95ドル(2.17%)高の2万4995ドルで引けた。ナスダック総合指数も上昇し、15.63ポイント(0.17%)高の9340.22ポイントと続伸している。
 カリフォルニア州で小売店や礼拝施設の再開を条件付きで許可する方針が示されたことや、ニューヨーク州でNY証券取引所の立会取引が一部再開されたことが好感された。
 米経済指標の改善も支援材料。5月の消費者信頼感指数が86.6と前月比0.9ポイント上昇したほか、4月の新築住宅販売件数が62万3000件(年率換算)と市場予想(約48万件)を大きく上回っている。
 こうした動きを追い風に、ダウ平均を構成する30銘柄のうち24銘柄が上昇。航空・防衛大手のレイセオン・テクノロジーズ(@RTX/U)が7.45%高、素材化学大手のダウ(@DOW/U)が7.10%高、ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(@WBA/U)が6.46%高と値を上げた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する12業種のうち10業種が上昇。なかでも金融の上げが目立つ。ゴールドマン・サックス(@GS/U) が8.96%高と急伸したほか、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が8.65%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が7.15%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が7.10%高と買われた。
 他の個別動向では、百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が18.43%高と急騰。先週末までに営業を再開した約270の店舗について、「すでに2019年実績の半分まで売り上げが回復している」と明らかにしたことなどが好感されている。


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