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2025/07/29 08:31 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックとS&P500は最高値 無料記事

 週明け28日のNY株式市場は、セクターごとにまちまちの展開。主要指標のダウ平均が前日比64.36ドル(0.14%)安の4万4837.56ドルと小反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が70.26ポイント(0.33%)高の2万1178.58ポイントと4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、1.13ポイント(0.02%)高の6,389.77ポイントと小幅ながら6日続伸で終了。ナスダックとS&P500は再び最高値を更新している。
 週末27日に米国と欧州連合(EU)との間で貿易協定が合意されたことで、主要指数はプラス圏で寄り付いたものの、勢いがその後に失速した。今週が決算発表シーズンで最も忙しい週であり、29〜30日の連邦公開市場委員会(FOMC)、1日の雇用統計など重要イベントが多数控えるなか、大きく買い上がる動きは限定的だった。大型テック株の決算発表を控えてAI関連銘柄が買われる半面、ディフェンシブ銘柄などが売られている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち3業種が上昇。エネルギーのほか、大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財といったセクターが堅調だった。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.87%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が4.32%高、サーバー・ストレージ大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が10.24%高、クラウド向けネットワーク機器を手掛けるアリスタ・ネットワークス(@ANET/U)が2.86%高と値を上げている。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)も3.02%高。決算下振れで先週急落していたが、この日はサムスン電子と最新チップの製造契約を結んだことが材料視された。
 一方、REIT、素材のほか、ディフェンシブな公益、生活必需品、ヘルスケアなど8業種は下落。リチウム大手のアルベマール(@ALB/U)が10.71%安、産金大手のニューモント(@NEM/U)が3.18%安と売られたほか、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が1.94%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が1.96%安、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が1.94%安と値を下げた。


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