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2020/02/20 09:27

大引け概況(詳報):ダウ4日ぶり反発、ナスダック最高値 無料記事

 19日のNY株式市場は、中国政府による新型肺炎の影響緩和策に対する期待で買われる展開。主要指標のダウ平均は4日ぶりに反発し、前日比115.84ドル(0.40%)高の2万9348.03ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も買われ、84.44ポイント(0.87%)高の9817.18ポイントと3日連続で過去最高値を更新して引けている(S&P500指数も過去最高値で終了)。
 ブルームバーグ通信は同日、「中国政府が多額の資金を投入し、国内航空業界を救済する案が浮上している」と報道。ウォール・ストリート・ジャーナルもまた、「中国政府がサプライチェーンの安定や資金繰りを含む支援策を講じる意向」と伝えた(中国の新規染者数は2日連続で減少)。
 ダウ平均構成銘柄では、前日に売られた銘柄が大きく反発。金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が1.77%上昇したほか、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.45%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.36%高、消費財大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が0.46%高と値を上げた。
 セクター別では、原油高を追い風に(WTI先物3月限の清算値は、前日比2.4%高の1バレル53.29ドル)、エネルギーの上げが目立つ。石油・天然ガス開発企業のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.69%高と急伸したのをはじめ、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が1.90%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.65%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.79%高と買われている。
 他の個別動向では、画像処理半導体大手のエヌビディア(@NVDA/U)が6.11%高と急伸。資産運用会社バーンスタインが投資判断を「マーケットパフォーム」→「アウトパフォーム」、目標株価を300→360ドルに引き上げたことが追い風だ。


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