2025/09/01 08:37 NEW!!
米国株大引け概況(詳報): 反落、エヌビディアなどハイテク株安い 
8月29日のNY株式市場は、3連休を前に買い意欲が少なく、ハイテク株を中心に売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比92.02ドル(0.20%)安の4万5544.88ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が249.61ポイント(1.15%)安の2万1455.55ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、41.60ポイント(0.64%)安の6460.26ポイントと反落で引けている。
新たなインフレデータは若干の懸念が残る内容。7月のPCEコア価格指数が前年同月比↑2.9%と市場予想通りだったが、前月(↑2.8%)からやや加速した。9月利下げの確率は依然高いままだが、今後の利下げは労働市場リスクとのバランスをとることになりそうだ。こうしたなか、中国IT大手のアリババ(@BABA/U)が新AI半導体を開発したとの報道を嫌気してGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)が売られるなど、ハイテク株主導で下落基調が続いた。
セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションといったセクターが下がった。前述したエヌビディアが3.32%安と売られたほか、決算発表後にIT機器大手のデル・テクノロジーズ(@DELL/U)が8.88%安、半導体大手のマーベル・テクノロジー(@MRVL/U)が18.60%安と急落している。他の半導体銘柄も売られ、ブロードコム(@AVGO/U)が3.65%安、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.53%安、半導体装置大手のラム・リサーチ(@LRCX/U)が3.79%安と値を下げた(SOX指数は3.15%安)。また、関税の影響予想額を引き上げた建機大手のキャタピラー(@CAT/U)も3.65%下落している。
一方、ディフェンシブなヘルスケアや生活必需品など6業種は上昇。医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が2.51%高、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が0.91%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.83%高と強含んだ。
なお、週明け9月1日はレイバーデーで休場となる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新たなインフレデータは若干の懸念が残る内容。7月のPCEコア価格指数が前年同月比↑2.9%と市場予想通りだったが、前月(↑2.8%)からやや加速した。9月利下げの確率は依然高いままだが、今後の利下げは労働市場リスクとのバランスをとることになりそうだ。こうしたなか、中国IT大手のアリババ(@BABA/U)が新AI半導体を開発したとの報道を嫌気してGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)が売られるなど、ハイテク株主導で下落基調が続いた。
セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションといったセクターが下がった。前述したエヌビディアが3.32%安と売られたほか、決算発表後にIT機器大手のデル・テクノロジーズ(@DELL/U)が8.88%安、半導体大手のマーベル・テクノロジー(@MRVL/U)が18.60%安と急落している。他の半導体銘柄も売られ、ブロードコム(@AVGO/U)が3.65%安、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.53%安、半導体装置大手のラム・リサーチ(@LRCX/U)が3.79%安と値を下げた(SOX指数は3.15%安)。また、関税の影響予想額を引き上げた建機大手のキャタピラー(@CAT/U)も3.65%下落している。
一方、ディフェンシブなヘルスケアや生活必需品など6業種は上昇。医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が2.51%高、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が0.91%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.83%高と強含んだ。
なお、週明け9月1日はレイバーデーで休場となる。
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