2024/12/16 09:39
米国株週間相場見通し:もみ合いか
今週のNY株式市場は、米長期金利の動向を気にしながら神経質な値動きとなりそうだ。
今週のFOMC(18-19日)では0.25%の利下げが確実視されているものの、その後の金利動向は現時点で不透明。「トランプ関税」の実施でインフレ懸念が再燃した場合、25年の利下げ回数が減る可能性が指摘されているためだ。
先週末に発表された11月の主要経済指標は利下げにつながる内容が散見されたが(失業率が上振れたほかCPIが予想通りの水準で着地するなど、景気の緩やかな鈍化と物価の落ち着きを示す内容)、同月のPPIが予想に反して加速するなど不安要因も見られ、米10年債利回りは4.40%まで跳ね上がった。
今週発表される11月の小売売上高や第3四半期GDP成長率(確報値)に関しては、景気の堅調さが確認される内容となる見通しだが、金利面ではネガティブに受け止められる恐れもある。
また目先は、メモリー大手のマイクロンや物流大手のフェデックス、スポーツウェア大手のナイキなどの決算発表を控えているため、主要銘柄の業績動向を見極めたいとの慎重スタンスが強まる可能性もあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
今週のFOMC(18-19日)では0.25%の利下げが確実視されているものの、その後の金利動向は現時点で不透明。「トランプ関税」の実施でインフレ懸念が再燃した場合、25年の利下げ回数が減る可能性が指摘されているためだ。
先週末に発表された11月の主要経済指標は利下げにつながる内容が散見されたが(失業率が上振れたほかCPIが予想通りの水準で着地するなど、景気の緩やかな鈍化と物価の落ち着きを示す内容)、同月のPPIが予想に反して加速するなど不安要因も見られ、米10年債利回りは4.40%まで跳ね上がった。
今週発表される11月の小売売上高や第3四半期GDP成長率(確報値)に関しては、景気の堅調さが確認される内容となる見通しだが、金利面ではネガティブに受け止められる恐れもある。
また目先は、メモリー大手のマイクロンや物流大手のフェデックス、スポーツウェア大手のナイキなどの決算発表を控えているため、主要銘柄の業績動向を見極めたいとの慎重スタンスが強まる可能性もあろう。
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