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2025/07/23 08:22

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックは反落 無料記事

 22日のNY株式市場は、大型ハイテク株の一角に利食い売りが入る一方、非ハイテク株に資金が流れる展開。主要指標のダウ平均が前日比179.37ドル(0.40%)高の4万4502.44ドルと反発する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が81.48ポイント(0.39%)安の2万892.69ポイントと7営業日ぶりに反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、4.02ポイント(0.06%)高の6309.62ポイントと僅かながら続伸で引けている(S&P500は最高値を切り上げ)。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。ディフェンシブなヘルスケアや公益のほか、素材、一般消費財といったセクターが幅広く買われた(情報技術、コミュニケーションの2業種は下落)。医薬品大手のファイザー(@PFE/U)が3.63%高、アムジェン(@AMGN/U)が3.32%高、総合ライフサイエンス企業のサーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(@TMO/U)が5.60%高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.80%高、産金大手のニューモント(@NEM/U)が3.07%高、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が4.62%高と値を上げている。また、住宅建設銘柄が急伸し、DRホートン(@DHI/U)とパルト・グループ(@PHM/U)がそれぞれ16.98%、11.52%ずつ買われた。
 一方、ハイテク株は安い。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が前日夜に「ソフトバンクとオープンAIのスターゲート計画で始動が難航し、短期的な計画規模を縮小したもよう」と報じたことで、半導体などAI関連銘柄に売りが広がった。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.54%安、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が3.34%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.54%安と下落している(SOX指数は1.75%安)。決算発表後に急落する銘柄も散見。自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)が8.12%安、軍用航空機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が10.81%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が8.43%安と売り込まれている。



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