週明け22日のNY株式市場は、薄商いだが幅広く買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比227.79ドル(0.47％)高の4万8362.68ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が121.21ポイント(0.52％)高の2万3428.83ポイントとそろって3日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、43.99ポイント(0.64％)高の6878.49ポイントと3日続伸で終了。過去最高値（6920.34ポイント）に近づいた。
　クリスマス週の初日にまずまずの上昇。今週は24日がクリスマスイブで半日取引、25日がクリスマスで休場となる予定だ。特段の新規材料はないものの、市場参加者の一部は「サンタクロース・ラリー」を期待している。米国債はやや売られたが、VIX指数（恐怖指数）は14.08（↓0.83）にさらに低下した。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み上昇（生活必需品のみ逆行安）。素材や金融、資本財、エネルギーといった景気敏感セクターが軒並み1％余り上げた。NY金先物が最高値を更新するなかで産金大手のニューモント(@NEM/U)が3.54％高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が3.03％高と値を上げたほか、金融大手のシティグループ(@C/U)が2.81％高、投資会社のブラックロック(@BLK/U)が2.65％高、航空部品大手のゼネラル・エレクトリック(GEエアロスペース、@GE/U)が2.45％高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.25％高と買われている。
　人工知能(AI)関連銘柄も引き続き高い。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.56％高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.49％高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が4.01％高、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が3.34％高と値を上げた。


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