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2025/10/03 08:42

米国株大引け概況(詳報): 5日続伸、主要3指数が最高値 無料記事

 2日のNY株式市場は、セクターごとにまちまちだが、大型ハイテク株が底堅い展開。主要指標のダウ平均が前日比78.62ドル(0.17%)高の4万6519.72ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が88.89ポイント(0.39%)高の2万2844.05ポイントとそろって5日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、4.15ポイント(0.06%)高の6715.35ポイントと5日続伸で引けている。主要3指数は終値ベースで軒並み最高値を更新した。
 政府閉鎖2日目で目立った新規材料が無いなか、主要指数は前日終値を挟んで揉み合ったが、午後からやや上昇した。セクター別では、S&P500全11業種のうちわずか4業種の上昇にとどまるものの、大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーションといったセクターが相場を支えた。政府閉鎖は少なくとも来週まで続く見通し。経済指標の発表が遅れているものの、利下げ期待にあまり変化はなく、今のところ株価の上昇基調が維持されている形だ。
 個別では、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.88%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.66%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.35%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.81%高と強含んだ。また、半導体銘柄の一角が引き続き買われ、インテル(@INTC/U)が3.78%高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.49%高、ラム・リサーチ(@LRCX/U)が2.94%高と値を上げている(SOX指数は1.94%高)。
 一方、エネルギーや一般消費財、生活必需品など7業種は下落。EV優遇終了に伴う失速懸念で電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が5.11%安、自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)が3.23%安と売られたほか、原油先物の4日続落で石油大手のAPA(@APA/U)が4.71%安、デボン・エナジー(@DVN/U)が2.83%安と値を下げた。


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