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2025/07/18 08:55 NEW!!

6月小売売上高は前月比0.6%増で上振れ、3カ月ぶりプラス成長 無料記事

 米商務省センサス局は17日、6月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比0.6%増の7201億ドルに拡大したことを明らかにした(前年同月比3.9%増)。市場予想(約0.1%増)を上回っている。4月の0.1%減、5月の0.9%減から3カ月ぶりにプラス成長へ転じた格好。4〜6月の3カ月間では、前年同期比で4.1%増えている。
 自動車・部品を除いた6月の小売売上高は前月比0.5%増加した(市場予想:約0.3%増)。小売業態別では、家具店が0.1%減、家電量販店が0.1%減に縮んだものの、自動車・部品ディーラーが1.2%増、建材・園芸資材店が0.9%増、食料・飲料販売店(スーパーなど)が0.5%増、健康・パーソナルケア店が0.5%増、衣料品・アクセサリー店が0.9%増、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.2%増、GMS(百貨店など)が0.5%増(百貨店は0.8%減)、その他小売店が1.8%増、非店舗販売が0.4%増、飲食店が0.6%増と軒並み伸びている(ガソリンスタンドは横ばい)。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業約4800社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


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