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2025/02/13 08:58

米国株大引け概況(詳報): 1月CPIの上振れでダウ反落、ナスダックは小反発 無料記事

 12日のNY株式市場は、インフレ再燃が警戒されるなかでまちまちな展開。主要指標のダウ平均が前日比225.09ドル(0.50%)安の4万4368.56ドルと3営業日ぶりに反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が6.09ポイント(0.03%)高の1万9649.95ポイントと小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、16.53ポイント(0.27%)安の6051.97ポイントと小反落で引けている。
 朝方に発表された1月の消費者物価指数(CPI)は前月比↑0.5%、前年同月比↑3.0%という内容で、ともに市場予想(それぞれ↑約0.3%、↑約2.9%)を上回った。食品やエネルギーを除いたコア指数も同様に上振れるなか、長期金利を代表する10年債利回りが4.62%(↑0.08ポイント)と急上昇したことが相場の重しとなっている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落(生活必需品、コミュニケーションは小幅上昇)。エネルギー、素材、資本財、金融などのセクターが下がった。原油安を受け、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とコノコフィリップス(@COP/U)がそれぞれ3.87%、3.25%ずつ下落したほか、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.81%安、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が3.30%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.81%安と値を下げている。
 金利高を受けて相場が安く寄り付いたものの、その後は一部の大型ハイテク株への押し目買いで株価がやや回復基調。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.83%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.78%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.44%高と買われた。また、決算絡みで出前注文サービスのドアダッシュ(@DASH/U)が4.04%高、医薬品大手のギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)が7.46%高、データ処理プラットフォームのコンフルエント(@CFLT/U)が25.08%高、AI融資プラットフォームのアップスタート(@UPST/U)が31.82%高と急伸している。


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