2025/10/27 08:50 NEW!!
米国株大引け概況(詳報): CPI下振れで続伸、主要3指数が最高値 
先週24日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比472.51ドル(1.01%)高の4万7207.12ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が263.07ポイント(1.15%)高の2万3204.87ポイントとそろって続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、53.25ポイント(0.79%)高の6791.69ポイントと続伸で終了。主要3指数は軒並み終値ベースで最高値を更新している。
インフレの減速が追い風。この日発表された9月の消費者物価指数は前月比↑0.3%と市場予想(約↑0.4%)と下振れたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内2回追加利下げを行うとの期待が膨らんだ。「割高な株価水準を正当化できる」との楽観論が高まっている格好だ。
セクター別では、S&P500全11業種の6業種が上昇。大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーション、公益や金融といったセクターが1%余り上昇した。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.40%安と売られる一方、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.25%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が2.86%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が7.63%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が5.96%高と買われている(SOX指数は1.89%高)。また、AI企業アンソロピックと大型のクラウド契約を発表したアルファベット(@GOOGL/U)が2.70%高と値を上げた。このほか、「AMD製チップ上で量子コンピューティングのエラー訂正アルゴリズムを実行できる」と発表したIBM(@IBM/U)が7.88%高と急伸している。
一方、景気動向に敏感なエネルギーや素材(-0.61%)のほか、ディフェンシブな生活必需品、ヘルスケアなど5業種は下落。石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が2.28%安、小売り大手のウォルマート(@WMT/U)が0.65%安と弱含んだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
インフレの減速が追い風。この日発表された9月の消費者物価指数は前月比↑0.3%と市場予想(約↑0.4%)と下振れたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内2回追加利下げを行うとの期待が膨らんだ。「割高な株価水準を正当化できる」との楽観論が高まっている格好だ。
セクター別では、S&P500全11業種の6業種が上昇。大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーション、公益や金融といったセクターが1%余り上昇した。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.40%安と売られる一方、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.25%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が2.86%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が7.63%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が5.96%高と買われている(SOX指数は1.89%高)。また、AI企業アンソロピックと大型のクラウド契約を発表したアルファベット(@GOOGL/U)が2.70%高と値を上げた。このほか、「AMD製チップ上で量子コンピューティングのエラー訂正アルゴリズムを実行できる」と発表したIBM(@IBM/U)が7.88%高と急伸している。
一方、景気動向に敏感なエネルギーや素材(-0.61%)のほか、ディフェンシブな生活必需品、ヘルスケアなど5業種は下落。石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が2.28%安、小売り大手のウォルマート(@WMT/U)が0.65%安と弱含んだ。
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