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2025/08/28 08:17 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 小幅続伸、S&P500は最高値 無料記事

 27日のNY株式市場は、控えめながらも幅広いセクターで買い優勢な展開。主要指標のダウ平均が前日比147.16ドル(0.32%)高の4万5565.23ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が45.87ポイント(0.21%)高の2万1590.14ポイントとそろって小幅に続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、15.46ポイント(0.24%)高の6481.40ポイントと続伸で引けている(S&P500は過去最高値を更新)。
 依然として「トランプ大統領によるクックFRB理事の解任騒動」が目立つニュースだったが、市場は概ね無視し、小幅なレンジの値動きにとどまった。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)の引け後の決算発表が注目されるなか(エヌビディアは0.09%安で終了)、やや様子見ムードもくすぶっている。金利の低下傾向は相場の支え。米国債は連日買われ、2年債利回りが3.61%(↓0.07ポイント)、10年債利回りが4.23%(↓0.03ポイント)と下がった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。エネルギーや情報技術などのセクターが強含んだ。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.94%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.51%高、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が0.75%高と堅調だった。
 市場全体の動きは鈍かったが、一部銘柄は力強い上昇を記録。データベース(DB)開発企業のモンゴDB(@MDB/U)が好決算で37.96%高と急騰するなか、AI懸念で足元軟調だったソフトウェア銘柄群に買いが入り、セールスフォース(@CRM/U)が2.63%高、サービスナウ(@NOW/U)が2.70%高、データドッグ(@DDOG/U)が4.29%高と値を上げている。


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