2024/12/19 09:04
米国株大引け概況(詳報): ダウ2.6%安で10日続落、FOMC後に下げ加速
18日のNY株式市場は、米利下げペース鈍化の懸念で売りが広がる展開。主要指標のダウ平均が前日比1123.03ドル(2.58%)安の4万2326.87ドルと10日続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数も716.37ポイント(3.56%)安の1万9392.69ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、178.45ポイント(2.95%)安の5872.16ポイントと続落で引けている。ダウの10日続落は約50年ぶりとなる。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り0.25%の利下げが決定されたが、2025年の利下げ回数見通しが従来の4回から2回に修正されたことがネガティブ。パウエル米連邦準備理事会(FRB)はFOMC後の記者会見で、「今後の利下げは慎重に判断していく」などと発言。タカ派(引き締めに積極的)的な内容だったとして、指数の下げが一段と加速した。
これにより米10年債利回りが急上昇し、今年5月30日以来の高水準に跳ね上がっている。また、米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は前日比で74.04%高い27.62で終了。再び節目の20を上回り、8月7日以来の高水準を付けた。
セクター別では、S&P500全11業種が全て下落。中でも一般消費財が4.74%安と下げが大きく、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が8.28%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.60%安、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が4.88%安などと売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り0.25%の利下げが決定されたが、2025年の利下げ回数見通しが従来の4回から2回に修正されたことがネガティブ。パウエル米連邦準備理事会(FRB)はFOMC後の記者会見で、「今後の利下げは慎重に判断していく」などと発言。タカ派(引き締めに積極的)的な内容だったとして、指数の下げが一段と加速した。
これにより米10年債利回りが急上昇し、今年5月30日以来の高水準に跳ね上がっている。また、米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は前日比で74.04%高い27.62で終了。再び節目の20を上回り、8月7日以来の高水準を付けた。
セクター別では、S&P500全11業種が全て下落。中でも一般消費財が4.74%安と下げが大きく、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が8.28%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.60%安、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が4.88%安などと売られた。
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