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2020/07/23 08:30

大引け概況(詳報): ダウ3日続伸、ナスダックは小反発 無料記事

 22日のNY株式市場は、企業決算が概ね堅調に推移するなかで強含む展開。主要指標のダウ平均が前日比165.44ドル(0.62%)高の27005.84ドルと3日続伸し、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が25.77ポイント(0.24%)高の10706.13ポイントと小反発で取引を終えた。
 米国がテキサス州ヒューストンの中国総領事館を72時間以内に閉鎖するよう命じるなど、米中関係の悪化懸念がくすぶるものの、市場の反応は落ち着いていた。概ね堅調な企業決算、新型コロナウイルスワクチンの開発進展、経済対策第5弾への期待などが投資マインドを下支えしている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、エネルギー、金融を除く9業種が軒並み上昇。なかでも公益やREITなどディフェンシブセクターの上げが目立つ。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.48%高、電力大手のデューク エナジー(@DUK/U)が2.21%高と買われた。
 決算期待の銘柄群も堅調。引け後の発表を控えたIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)がそれぞれ1.44%、1.53%ずつ上昇した(引け後はマイクロソフトが2%超の下落、テスラが4%超の上昇で推移)。このほか、業績が上振れた病院運営大手のHCAヘルスケア(@HCA/U)が11.96%高、証券取引所運営大手のナスダック(@NDAQ/U)が2.36%高、総合ライフサイエンス企業のサーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(@TMO/U)が1.90%高で引けている。
 他の個別動向では、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が5.10高と急伸。独バイオNテック(@BNTX/U)と共同開発するワクチン候補について、調達契約を米政府と結んだと発表したことがプラス材料視された。


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