2025/07/31 08:39
米国株大引け概況(詳報): まちまち、ダウとS&P500は小幅続落 
30日のNY株式市場は、まちまちの展開。主要指標のダウ平均が前日比171.71ドル(0.38%)安の4万4461.28ドルと3日続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が31.38ポイント(0.15%)高の2万1129.67ポイントと小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、7.96ポイント(0.12%)安の6362.90ポイントと小幅に続落して引けている。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えるなか、中盤まで小高く推移していたものの、パウエルFRB議長の会見後に売りに押された(引けにかけては買い戻しの動きも散見)。FOMCで5会合連続の政策金利据え置きを発表した後、パウエル氏は9月会合について「何も決定していない」とコメント。その他ややタカ派的な発言が9月の利下げを期待していた市場参加者らにとって冷や水となり、9月利下げ観測がやや後退している。前日買われていた米国債は売られ、長期金利を代表する10年債利回りが4.37%(↑0.05ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。景気動向に敏感な素材、エネルギー、資本財のほか、生活必需品や一般消費財などのセクターが軟調だった。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が2.21%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が9.46%安、物流大手のフェデックス(@FDX/U)が4.55%安、油田サービス大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が4.10%安と値を下げている。
一方、公益や情報技術、コミュニケーションの3業種は上昇。一部のAI関連銘柄には引き続き買いが入り、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.14%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.75%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.48%高、ネットワーク機器大手のアリスタ・ネットワークス(@ANET/U)が2.92%高と値を上げた。引け後にはマイクロソフト(@MSFT/U)やメタ・プラットフォームズ(@META/U)の決算発表が控えている(アフターマーケットでは両銘柄とも好決算で急騰)。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えるなか、中盤まで小高く推移していたものの、パウエルFRB議長の会見後に売りに押された(引けにかけては買い戻しの動きも散見)。FOMCで5会合連続の政策金利据え置きを発表した後、パウエル氏は9月会合について「何も決定していない」とコメント。その他ややタカ派的な発言が9月の利下げを期待していた市場参加者らにとって冷や水となり、9月利下げ観測がやや後退している。前日買われていた米国債は売られ、長期金利を代表する10年債利回りが4.37%(↑0.05ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。景気動向に敏感な素材、エネルギー、資本財のほか、生活必需品や一般消費財などのセクターが軟調だった。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が2.21%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が9.46%安、物流大手のフェデックス(@FDX/U)が4.55%安、油田サービス大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が4.10%安と値を下げている。
一方、公益や情報技術、コミュニケーションの3業種は上昇。一部のAI関連銘柄には引き続き買いが入り、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.14%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.75%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.48%高、ネットワーク機器大手のアリスタ・ネットワークス(@ANET/U)が2.92%高と値を上げた。引け後にはマイクロソフト(@MSFT/U)やメタ・プラットフォームズ(@META/U)の決算発表が控えている(アフターマーケットでは両銘柄とも好決算で急騰)。
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