2024/12/23 09:45 NEW!!
米国株週間相場見通し:上値の重い展開か
今週のNY株式市場は、米利下げペースの鈍化観測を受けてやや軟調な値動きとなろう。
注目のFOMCでは、予想通り政策金利が0.25%引き下げられたが、2025年の利下げ見通しが4回から2回に引き下げられた。トランプ次期大統領の「インフレ的」政策スタンスが意識されている。また、景気動向の底堅さも要因だ(7 9月期のGDPが3.1%増に上方修正されたほか、同期の個人消費も3.7%増に上方修正され、昨年1 3月以来の大幅な伸びを記録)。
利下げペース減速の見方が強まる中、19日の米10年債利回りは一時4.6%近辺まで上昇した。先週末(20日)に発表された11月コアPCE価格指数が前月比+0.1%と市場予想(+0.2%)を下回ったことで、この日の10年債利回りは4.52%に低下したが、依然として高い水準であることに変わりがない。高バリュエーションのハイテク関連銘柄は、金利上昇が嫌気される流れとなっている。メモリー大手マイクロンの業績下振れもハイテクにとっての逆風だ。
来週はまた、クリスマス休暇シーズンを迎える中で市場参加者が減少する点にも要注意。小さな材料でも荒い値動きにつながる可能性に留意したい。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
注目のFOMCでは、予想通り政策金利が0.25%引き下げられたが、2025年の利下げ見通しが4回から2回に引き下げられた。トランプ次期大統領の「インフレ的」政策スタンスが意識されている。また、景気動向の底堅さも要因だ(7 9月期のGDPが3.1%増に上方修正されたほか、同期の個人消費も3.7%増に上方修正され、昨年1 3月以来の大幅な伸びを記録)。
利下げペース減速の見方が強まる中、19日の米10年債利回りは一時4.6%近辺まで上昇した。先週末(20日)に発表された11月コアPCE価格指数が前月比+0.1%と市場予想(+0.2%)を下回ったことで、この日の10年債利回りは4.52%に低下したが、依然として高い水準であることに変わりがない。高バリュエーションのハイテク関連銘柄は、金利上昇が嫌気される流れとなっている。メモリー大手マイクロンの業績下振れもハイテクにとっての逆風だ。
来週はまた、クリスマス休暇シーズンを迎える中で市場参加者が減少する点にも要注意。小さな材料でも荒い値動きにつながる可能性に留意したい。
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