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2020/07/22 08:39

大引け概況(詳報): ダウ続伸、ナスダックは反落 無料記事

 21日のNY株式市場は、決算動向をにらみながら売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比159.53ドル(0.60%)高の26840.40ドルと続伸する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は86.73ポイント(0.81%)安の10680.36ポイントと反落して取引を終えた。
 前日とは逆のセクターローテーションの動きが目立つ。S&P500全11業種のうち、情報技術やコミュニケーションなど4業種が下落する半面、エネルギーや資本財など景気循環セクターを中心に7業種が上昇した。主要企業の一部決算が上振れたこと、欧州連合(EU)が7500億ユーロの財政刺激策で合意したことなどがプラス材料視されている。
 なかでもエネルギー銘柄が急伸。原油価格の上昇を追い風に、エネルギー大手のシェブロン(@CVX/U)が7.18%高、エクソンモービル(@XOM/U)が5.06%高、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が6.79%高、シュルンベルジェ(@SLB/U)が6.07%高と買われた。
 金融株にも買い戻しの動き。ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が6.63%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が3.56%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が2.17%高と値を上げている。
 このほか、コロナ禍で打撃を受けた一部小売銘柄も上昇。百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が6.08%高、家庭用品チェーン大手のベッドバス&ビヨンド(@BBBY/U)が6.07%高、スポーツ用品大手のアンダーアーマー(@UAA/U)が5.95%高で引けた。
 一方、大型ネット株は下落。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.83%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.45%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.35%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.50%安と売られている。これまで急騰が目立ったテスラ(@TSLA/U)は4.54%安。JPモルガンが格下げしたことが嫌気された。



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