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2019/12/25 09:14

大引け概況(詳報): 小動き、薄商いのなかダウは反落 無料記事

 24日のNY株式市場は、様子見気分が広がるなかでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比36.08ドル(0.13%)安の28515.45ドルと小反落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は7.24ポイント(0.08%)高の8952.88ポイントと小幅ながら10日続伸して取引を終えた(ナスダックは連日で最高値を更新)。
 この日はクリスマス休暇を控えた短縮取引(25日は休場)。薄商いのなか、ダウは上昇基調が一服した格好だ。目立つニュースは特になく、方向感に乏しかった。
 S&P500全11業種のうち、6業種が上昇する一方、5業種が下落。資本財やコミュニケーション、ヘルスケアなどが弱含んだ。航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.35%安、工業用素材大手のスリーエム(@MMM/U)が1.00%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が0.51%安、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.46%安、ヘルスケア製品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が0.35%安と値を下げている。
 一方、一般消費財や金融などは強含み。クリスマス消費の好調が期待されるなか、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が0.40%高、ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が0.67%高、ディスカウントショップ大手のダラー・ゼネラル(@DG/U)が0.70%高で引けた。
 他の個別動向では、配車サービス最大手のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)が0.36%高。共同創業者のトラビス・カラニック元最高経営責任者(CEO)が保有株を全て売却し、今年12月31日付で取締役を退任すると発表したことがプラス材料だ。また、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)は2.38%高と4日続伸。RBCキャピタルが目標株価を上方修正したことが追い風になった。


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