2025/07/28 08:28
米国株大引け概況(詳報): 上昇、ナスダックとS&P500は最高値 
先週末25日のNY株式市場は、総じて堅調な展開。主要指標のダウ平均が前日比208.01ドル(0.47%)高の4万4901.92ドルと反発し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が50.36ポイント(0.24%)高の2万1108.32ポイントと3日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、25.29ポイント(0.40%)高の6388.64ポイントと5日続伸で終了。ナスダックとS&P500は再び最高値を更新している。
特段の新規材料は無かったが、企業決算や貿易関連を巡る楽観が継続した格好。週初めに日本との貿易協定に合意したことに続き、「米トランプ政権が欧州連合(EU)と週末に貿易協定の枠組みを築く可能性がある」と報じられたことが好感された。トランプ大統領は25日、「8月1日の関税発動期限までにさらなる合意が成立することを期待している」と述べている。なお、翌週は決算シーズンで最も忙しい週となる。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(エネルギーとコミュニケーションは小幅に下落)。素材や資本財、一般消費財、金融など幅広いセクターが堅調だった。個別では、決算下振れで前日急落していた電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.52%高と買い戻されたほか、好決算だった産金大手のニューモント(@NEM/U)が6.89%高、シューズ大手のデッカーズ・アウトドアー(@DECK/U)が11.35%高と買われている。
一方、先行きが懸念された半導体大手のインテル(@INTC/U)は8.53%安と急落。インテルが安い半面、競合のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)やファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC:@TSM/U)はそれぞれ2.68%、1.66%ずつ値を上げた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
特段の新規材料は無かったが、企業決算や貿易関連を巡る楽観が継続した格好。週初めに日本との貿易協定に合意したことに続き、「米トランプ政権が欧州連合(EU)と週末に貿易協定の枠組みを築く可能性がある」と報じられたことが好感された。トランプ大統領は25日、「8月1日の関税発動期限までにさらなる合意が成立することを期待している」と述べている。なお、翌週は決算シーズンで最も忙しい週となる。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(エネルギーとコミュニケーションは小幅に下落)。素材や資本財、一般消費財、金融など幅広いセクターが堅調だった。個別では、決算下振れで前日急落していた電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.52%高と買い戻されたほか、好決算だった産金大手のニューモント(@NEM/U)が6.89%高、シューズ大手のデッカーズ・アウトドアー(@DECK/U)が11.35%高と買われている。
一方、先行きが懸念された半導体大手のインテル(@INTC/U)は8.53%安と急落。インテルが安い半面、競合のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)やファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC:@TSM/U)はそれぞれ2.68%、1.66%ずつ値を上げた。
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