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2025/10/24 08:57 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 反発、米中懸念がやや後退 無料記事

 23日のNY株式市場は、景気敏感株やハイテク株を中心に底堅い展開。主要指標のダウ平均が前日比144.20ドル(0.31%)高の4万6734.61ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が201.40ポイント(0.89%)高の2万2941.80ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、39.04ポイント(0.58%)高の6738.44ポイントと反発で引けている。
 米中対立への悲観論がやや薄らぐなか、投資家心理がやや改善する流れ。ホワイトハウスがこの日、トランプ米大統領が10月30日に韓国で、中国の習近平・国家主席と会談する予定であることを明らかにした。大豆取引やレアアース規制、核兵器制限などに関する協議を行うとされる。米国債が売られ、長期金利を代表する10年債利回りが4.00%(↑0.05ポイント)に上昇したが、VIX指数(恐怖指数)は17.30(↓1.30)と低下基調が続いた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇(生活必需品や公益など4業種は弱含み)。景気動向に敏感なエネルギー、資本財、素材のほか、大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財などのセクターが買われた。大型ハイテク株では、EPS未達で約4%安で寄り付いた電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.28%高とプラス圏に浮上したほか、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.44%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.04%高、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が2.72%高と値を上げている。
 一部決算発表銘柄の上げも目立つ。半導体装置大手のラム・リサーチ(@LRCX/U)が4.45%高、重工業大手のハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が6.81%高、素材化学大手のダウ(@DOW/U)が12.95%高と急伸した。


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