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2025/10/08 08:31 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 下落、S&P500は8日ぶりの反落 無料記事

 7日のNY株式市場は、ハイテク銘柄を中心に軟調な展開。主要指標のダウ平均が前日比91.99ドル(0.20%)安の4万6602.98ドルと続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が153.31ポイント(0.67%)安の2万2788.36ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、25.69ポイント(0.38%)安の6714.59ポイントと8営業日ぶりの反落で引けている。
 人工知能(AI)導入ビジネスの収益性に対する不安や政府閉鎖が2週目に入ることなどが懸念材料。テック系メディア「The Information」がこの日、「IT大手オラクル(@ORCL/U)のクラウド事業がアナリストの想定よりも薄利で、エヌビディア(@NVDA/U)製チップのレンタル契約の一部で損失を出しているもよう」と報じたことが嫌気された。オラクルが2.52%安と売られ、他のテック株にも売りが波及している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。大型ハイテク株を含む一般消費財、コミュニケーション、情報技術などのセクターが売られた。前日にオープンAIとの提携を発表した半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.83%高と続伸したが、前述したオラクルのほか、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.45%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.74%安と売られた。このところ好調だった半導体関連も総じて軟調に転じ、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.76%安、半導体装置大手のラム・リサーチ(@LRCX/U)が5.90%安、アプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が5.52%安と売り込まれている(SOX指数は2.06%安)。
 一方、ディフェンシブな生活必需品や公益など5業種は上昇。日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が1.42%高、飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が1.04%高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.34%高と強含んだ。


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