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2025/08/27 08:46 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 反発、利下げ期待が支え 無料記事

 26日のNY株式市場は、利下げ期待が支えとなるなかで総じて堅調な展開。主要指標のダウ平均が前日比135.60ドル(0.30%)高の4万5418.07ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が94.98ポイント(0.44%)高の2万1544.27ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、26.62ポイント(0.41%)高の6465.94ポイントと反発して引けている。
 セクター別のパフォーマンスはまちまちだったが、一日を通してやや強含む流れだった。個別ニュースでは「トランプ大統領によるクックFRB理事の解任騒動」が大部分を占めた(クック理事は異議を唱えたため、裁判になる見通し)。「FedWatch」ツールによると、9月会合での利下げ確率は84→89%とやや上昇している。米国債は買われ、2年債利回りが3.68%(↓0.04ポイント)、10年債利回りが4.26%(↓0.02ポイント)に低下した(ただ、30年債利回りは上昇)。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。資本財や金融、ヘルスケア、情報技術など幅広いセクターが堅調な値動きだった。大型ハイテク株では、明日引け後の決算発表を控えたGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.09%高と強含んだほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.95%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.46%高と値を上げている。この日は資本財セクターの上げも目立ち、航空機大手のボーイング(@BA/U)が3.51%高、航空機部品大手のゼネラル・エレクトリック(GEエアロスペース、@GE/U)が2.75%高と買われた。また、経口減量薬の良好な治験結果を受けて、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が5.85%高と急伸している。
 一方、生活必需品やコミュニケーションなど4業種は下落。蘭コーヒー大手JDEピーツの買収計画を発表したことで飲料大手のキューリグ・ドクターペッパー(@KDP/U)が6.91%安と急落したほか、アルコール飲料大手のコンステレーション・ブランズ(@STZ/U)が3.24%安と値を下げた。




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