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2025/09/25 08:35 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 続落、利益確定売りに押される 無料記事

 24日のNY株式市場は、ハイテク株などの軟調さが相場の重しとなる展開。主要指標のダウ平均が前日比171.50ドル(0.37%)安の4万6121.28ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が75.61ポイント(0.33%)安の2万2497.86ポイントとそろって続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、18.95ポイント(0.28%)安の6637.97ポイントと続落で引けている。
 今週初まで主要指数の高値更新が続いていただけに、株式のバリュエーションに対する慎重な見方が浮上したことが逆風。パウエルFRB議長が23日に株式などのリスク資産について「かなり割高に評価されている」との見解を示した後、AI関連銘柄を中心に利益確定売りの動きが出ている。巨額のAI向けデータセンター投資計画「スターゲート」で新たに5カ所の建設計画が明らかになったが、市場の反応は限定的だった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落。景気動向に敏感な素材や資本財のほか、大型ハイテク株を含むコミュニケーションや情報技術といったセクターが軟調だった。大型ハイテク株では、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.98%高と買われたものの、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.82%安、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が1.71%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.80%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が1.19%安と値を下げている。好決算・ガイダンスを発表したメモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)も2.82%安と売られた。非ハイテク株では、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が16.95%安と急落。インドネシアのグラスバーグ鉱山で土砂崩れが発生したことが嫌気された。
 一方、エネルギーや公益、一般消費財など4業種は上昇。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.12%高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.09%高と値を上げた。



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