6日のNY株式市場は、やや方向感のない展開。主要指標のダウ平均が前日比125.65ドル（0.28％）安の4万4747.63ドルと小反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が99.66ポイント（0.51％）高の1万9791.99ポイントと3日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、22.09ポイント（0.36％）高の6083.57ポイントと3日続伸で引けている。
　最新決算・ガイダンスの内容に注目が集まるなか、個別銘柄ごとに高安まちまちな流れだった。決算発表銘柄のうち、モバイル向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が3.72％安、スカイワークス・ソリューションズ(@SWKS/U)が24.67％安、自動車大手のフォード・モーター(@F/U)が7.49％安と売られる一方、ファッションブランド大手のタペストリー(@TPR/U)が12.02％高、アパレル大手のラルフ・ローレン(@RL/U)が9.69％高、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が10.95％高と買われている。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。生活必需品や金融のほか、大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーションなど幅広いセクターが買われた。金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が2.39％高、シティグループ(@C/U)が3.61％高と値を上げたほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.08％高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.01％高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.13％高と上昇している。
　一方、エネルギーやヘルスケアなど3業種は下落。好決算で医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.35％高と値を上げたものの、アムジェン(@AMGN/U)が3.26％安、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(@BMY/U)が3.83％安、医療保険大手のユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が1.81％安と値を下げた。


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