先週末22日のNY株式市場は、大型株がまちまちな動きだが、中小型株に資金が流れる展開。主要指標のダウ平均が前日比426.16ドル（0.97％）高の4万4296.51ドルと3日続伸し（ダウ平均は終値ベースで過去最高値）、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が31.23ポイント（0.16％）高の1万9003.65ポイントと小幅続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、20.63ポイント（0.35％）高の5969.34ポイントと5日続伸で引けている。また、小型株を代表するラッセル2000指数は、42.65ポイント（1.80％）高の2406.67ポイントと急伸した。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。資本財、一般消費財、金融、生活必需品といったセクターが買われた。「トランプトレード」が再び意識されるなか、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.80％高、ビッグデータ分析大手のパランティア・テクノロジーズ(@PLTR/U)が4.87％高、仮想通貨取引所大手のコインベース(@COIN/U)が3.19％高、投資会社のブラックストーン・グループ(@BX/U)が2.60％高、金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が1.12％高と値を上げている。出遅れ銘柄も上昇し、航空大手のボーイング(@BA/U)が4.10％高、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が3.06％高、化粧品大手のエスティ・ローダー(@EL/U)が4.62％高と買われた。
　一方、大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術など3業種は下落。前日に続いてネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.58％安と売られたほか、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.70％安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.22％安、ネットセキュリティ大手のパロアルトネットワークス(@PANW/U)が3.61％安、会計ソフト大手のインテュイット(@INTU/U)が5.68％安と売り込まれた。


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