2024/12/02 09:23
米国株週間相場見通し:神経質な値動きか
今週のNY株式市場は、米国の景気や利下げペースの動向を気にしながらの展開となろう。
足元のセンチメントは良好だ。トランプ次期大統領が先週、穏健派のスコット・ベッセント氏を次期財務長官に指名したことで、極端な関税策が回避されるとの期待感が浮上した。これにより輸入物価の上昇が抑えられるとの観測が強まり、インフレ懸念がやや薄らぐ中で10年債利回りが4.17%に低下(11/15につけた4.5%台を大幅に下回る水準)。先週末29日の主要株価指数(ダウ平均、S&P500指数)は、軒並み最高値を更新している。
ただ、12月FOMCでの利下げを巡っては、Fedウォッチによる現時点の実施確率が65%という状況であり、必ずしも確定的とは言えない。今週は11月のISM製造業・非製造業景況指数や非農業部門雇用者数変化などが発表されるほか(ハリケーンやストの影響の反動もあり、雇用者数は前月比20万人増と高い水準になる見通し)、パウエル議長をはじめとするFRB高官の発言も予定されているため、目先は内容を見極めたいとの慎重スタンスが強まろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
足元のセンチメントは良好だ。トランプ次期大統領が先週、穏健派のスコット・ベッセント氏を次期財務長官に指名したことで、極端な関税策が回避されるとの期待感が浮上した。これにより輸入物価の上昇が抑えられるとの観測が強まり、インフレ懸念がやや薄らぐ中で10年債利回りが4.17%に低下(11/15につけた4.5%台を大幅に下回る水準)。先週末29日の主要株価指数(ダウ平均、S&P500指数)は、軒並み最高値を更新している。
ただ、12月FOMCでの利下げを巡っては、Fedウォッチによる現時点の実施確率が65%という状況であり、必ずしも確定的とは言えない。今週は11月のISM製造業・非製造業景況指数や非農業部門雇用者数変化などが発表されるほか(ハリケーンやストの影響の反動もあり、雇用者数は前月比20万人増と高い水準になる見通し)、パウエル議長をはじめとするFRB高官の発言も予定されているため、目先は内容を見極めたいとの慎重スタンスが強まろう。
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