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2020/04/06 08:41

大引け概況(詳報):ダウ反落、ナスダックも安い 無料記事

 先週末3日のNY株式市場は、米雇用指標の悪化で売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比360.91ドル(1.69%)安の2万1052.53ドル、ナスダック総合指数が114.23ポイント(1.53%)安の7373.08ポイントとそろって反落して終了した。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月・非農業部門の就業者数が前月比70万1000人減少したほか(市場予想は約10万人の減少)、失業率が4.4%と2年7カ月ぶりの水準に悪化した(市場予想は約3.8%)。また、3月のISM非製造業景況指数も52.5と3年7カ月ぶりの低水準に落ち込んでいる。
 こうしたなか、S&P500指数を構成する全11業種のうち生活必需品を除く10業種が下落。なかでも公益事業の下げが目立つ。電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が4.25%下落したのをはじめ、総合エネルギー大手のドミニオン・エナジー(@D/U)が2.13%安、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.12%安、電力・ガス事業持ち株会社のセンプラ・エナジー(@SRE/U)が1.86%安と売られた。
 金融も安い。シティグループ(@C/U)が4.43%下落したほか、アメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が3.99%安、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が3.95%安、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が3.64%安に沈んでいる。
 他の個別動向では、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が3.09%安と急落。前日引け後に、「現時点で不要な仕事を担当している米国内の従業員について、4月19日から一時帰休させる」と発表したことがマイナス材料だ。


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