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2020/07/15 08:40

大引け概況(詳報): ダウ続伸、景気循環セクターが上昇 無料記事

 14日のNY株式市場は、景気循環セクターを中心に幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比556.79ドル(2.13%)高の26642.59ドルと続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が97.74ポイント(0.94%)高の10488.58ポイントと反発して取引を終えた。前日のハイテク株安の動きを継ぎ、朝方は小安い場面もみられたが、その後は買い戻す動きが強まっている。
 S&P500全11業種はすべて上昇。特にエネルギーや素材、資本財など景気循環セクターの上げが目立った。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が3.31%高、油田サービスのハリバートン(@HAL/U)が5.85%高、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が3.69%高、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が7.12%高と買われたほか、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が4.83%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が2.45%高と値を上げている。
 ハイテク株も総じて底堅い。前日急落したEコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)とネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)はそれぞれ0.64%安、0.12%安で引けた(一時はそれぞれ4.96%安、6.56%安まで下落)。IT端末大手のアップル(@AAPL/U)やGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)もそれぞれ1.66%、3.23%ずつ上昇している。
 決算発表シーズンの口火を切った銀行株の結果は好悪まちまち。ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が0.57%上昇する半面、シティグループ(@C/U)とウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)がそれぞれ3.93%、4.57%ずつ下落した。3行とも貸倒引当金を積み増すなか、ジェイピー・モルガン・チェースとシティグループの決算が上振れる一方、ウェルズ・ファーゴの決算が下振れている(ウェルズ・ファーゴは減配もマイナス材料)。


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