2020/02/10 08:49
大引け概況(詳報): 利食い売りで反落
先週末7日のNY株式市場は、4日続伸後の高値警戒感で売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比277.26ドル(0.94%)安の29102.51ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が51.64ポイント(0.54%)安の9520.51ポイントとそろって5営業日ぶりに反落して取引を終えた。
1月の雇用統計が堅調だったものの、あまり材料視されず、このところの連騰に伴う高値警戒感で利食い売りに押されている。また、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスも懸念材料。FRBが議会に提出する金融政策報告で「新たなリスク」と指摘するなど、改めて警戒する動きが強まった。
S&P500全11業種のうち8業種が下落。なかでもエネルギーや資本財、素材など景気循環セクターの下げが目立った。油田サービスのハリバートン(@HAL/U)が2.07%安、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が4.22%安、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が4.03%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.83%安と値を下げている。
新型コロナウイルスの流行で打撃を受ける銘柄も安い。マカオでカジノを運営するウィンリゾーツ(@WYNN/U)が5.43%安、ラスベガス・サンズ(@LVS/U)が3.84%安、クルーズ運営大手のロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)が4.39%安、カーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が3.61%安と急落した。マカオのカジノが閉鎖されているほか、クルーズ船内での感染拡大報道が連日報道されていることがマイナス材料だ。
中国向け売上比率の高い銘柄も下落。IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.59%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.07%安、アナログ半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が2.88%安、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が2.34%安と売られた。アップルについては、「中国店舗の閉鎖を15日まで延長する」と発表したことがマイナス材料視された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
1月の雇用統計が堅調だったものの、あまり材料視されず、このところの連騰に伴う高値警戒感で利食い売りに押されている。また、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスも懸念材料。FRBが議会に提出する金融政策報告で「新たなリスク」と指摘するなど、改めて警戒する動きが強まった。
S&P500全11業種のうち8業種が下落。なかでもエネルギーや資本財、素材など景気循環セクターの下げが目立った。油田サービスのハリバートン(@HAL/U)が2.07%安、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が4.22%安、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が4.03%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.83%安と値を下げている。
新型コロナウイルスの流行で打撃を受ける銘柄も安い。マカオでカジノを運営するウィンリゾーツ(@WYNN/U)が5.43%安、ラスベガス・サンズ(@LVS/U)が3.84%安、クルーズ運営大手のロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)が4.39%安、カーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が3.61%安と急落した。マカオのカジノが閉鎖されているほか、クルーズ船内での感染拡大報道が連日報道されていることがマイナス材料だ。
中国向け売上比率の高い銘柄も下落。IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.59%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.07%安、アナログ半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が2.88%安、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が2.34%安と売られた。アップルについては、「中国店舗の閉鎖を15日まで延長する」と発表したことがマイナス材料視された。
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