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2020/12/24 09:06

大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックは小安い 無料記事

 23日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は前日比114.32ドル(0.38%)高の3万129.83ドルと反発したが、ナスダック総合指数は36.81ポイント(0.29%)安の1万2771.11ポイントと反落して引けた。クリスマス休暇(24日:短縮取引、25日:休場)前ということもあり、出来高はやや少なかった。
 ダウ平均を押し上げたのは、米経済指標の改善。週間の新規失業保険申請件数は80万3000件と前週から減少するとともに、市場予想(約88万件)より少なかった。また、11月の耐久財受注も前月比で0.9%増加し、市場予想(約0.6%増)を上回っている。
 ダウ平均構成銘柄では、景気動向に敏感な金融や資本財などが上昇。ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が2.79%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.54%高、キャタピラー(@CAT/U)が1.04%高、ハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が0.97%高と買われた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が上昇。なかでも、エネルギーの上げが目立つ。原油価格の上昇を追い風に(WTI先物2月限の清算値が約2週間ぶりの高値を記録)、シェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)が1.58%、1.28%ずつ上昇したほか、コノコフィリップス(@COP/U)が2.69%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が2.52%高、シュルンベルジェ(@SLB/U)が2.42%高と値を上げている。
 一方、情報技術は大型ハイテク株を中心に売られた。エヌビディア(@NVDA/U)が2.03安、マイクロソフト(@MSFT/U)が1.70%安、セールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が1.62%安、アップル(@APPL/U)が0.70%安に沈んだ。
 他の個別動向では、製薬大手ファイザー(@PFE/U)が1.91%高と反発。1億回分の新型コロナワクチンを追加供給することで米政府と合意したことが追い風だ。


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