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2020/04/03 08:33

大引け概況(詳報): 反発、エネルギー株が高い 無料記事

 2日のNY株式市場は、エネルギー株主導で買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比469.93ドル(2.24%)高の21413.44ドル、主にハイテク銘柄で構成されるナスダック総合指数が126.73ポイント(1.72%)高の7487.31ポイントとそろって反発して取引を終えた。
 トランプ米大統領がCNBCやツイッターで「サウジアラビアとロシアが1000万バレルの減産で近く合意しそう」との見通しを示したことを受け、WTI原油先物が急騰(↑24.7%)したことが投資家心理の改善につながった。朝方に発表された週間の新規失業保険申請件数が急増したことについても(664万8000件と前週比で倍増)、特にマイナス材料視されなかった。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでもエネルギーセクター(↑9%)の上げが目立つ。石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が14.31%高、シェブロン(@CVX/U)が11.03%高と急伸したほか、石油サービス大手のハリバートン(@HAL/U)とシュルンベルジェ(@SLB/U)がそれぞれ13.94%、10.25%ずつ値を上げた。
 このほか、公益や生活必需品、ヘルスケアなどディフェンシブセクターも高い。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が3.77%高、日用品大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が4.64%高、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が4.34%高、バイオ医薬品大手のギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)が6.16%高と値を上げた。


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