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2020/09/07 08:37

大引け概況(詳報): ハイテク株売りで続落、後半は下げ幅を縮小 無料記事

 先週末4日のNY株式市場は、利益確定売りが続くなかで軟調な展開。主要指標のダウ平均が前日比159.42ドル(0.56%)安の28133.31ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が144.97ポイント(1.27%)安の11313.13ポイントとそろって続落して取引を終えた(場中では一時、それぞれ2.21%安、5.08%安まで売られる場面もあった)。
 前日の急反落を受け、この日も大型IT銘柄を中心に売りが継続。場中では一時、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が8.26%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が7.62%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が6.86%安、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が5.61%安まで売り込まれる場面があった(最終的にそれぞれ0.07%高、2.18%安、2.88%安、2.96%安で終了)。ただ、後半にかけて押し目買いが入り、各主要指数は下げ幅を縮めている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。前述した大型IT銘柄が下落したほか、クラウド関連などグロース銘柄の下げが目立った。電子署名サービスを手掛けるドキュサイン(@DOCU/U)が10.64%安、決済サービスのペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)が6.41%安、ビジネスチャットツール大手のスラックテクノロジーズ(@WORK/U)が6.17%安と売られている。
 一方、金融、資本財、素材などのセクターは上昇。銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)とバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)がそれぞれ2.16%、3.43%ずつ上昇したほか、航空大手のボーイング(@BA/U)が1.35%高と強含んだ。経済活動の正常化が期待されるなか、コロナ禍で打撃を受けた銘柄群も続伸。クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が5.40%高、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が2.63%高、ライブ・エンターテイメント大手のライブ・ネーション・エンターテインメント(@LYV/U)が2.64%高と値を上げた。
 なお、週明け7日は、レイバーデーで休場となる。



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