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2020/05/29 08:48

大引け概況(詳報):ダウ反落、ナスダックも安い 無料記事

 28日のNY株式市場は、米中対立の激化懸念で売られる展開。主要指標のダウ平均は3日ぶりに反落し、前日比147.63ドル(0.58%)安の2万5400.64ドルで引けた。ナスダック総合指数も4日ぶりに反落し、43.37ポイント(0.46%)安の9368.99ポイントで終了している。
 中国が香港に対する治安法制の導入を進めるなか、トランプ大統領が「中国問題に関する記者会見を29日に行う」と発表したことで、「米中対立が再び激化し、世界経済が減速する恐れがある」と懸念された。
 これを受け、ダウ構成銘柄が幅広く売られている。金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が4.02%下落したのをはじめ、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が3.93%安、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が3.22%安、クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が3.13%安に沈んだ。
 セクター別では、エネルギーの下げがきつい。エクソン・モービル(@XOM/U)が2.60%下落したほか、コノコフィリップス(@COP/U)が3.72%安、EOGリソーシズ(@EOG/U)が2.07%安、シュルンベルジェ(@SLB/U)が1.36%安と値を下げた。
 ハイテク関連では、米中対立が逆風となる半導体銘柄が安い。マイクロン・テクノロジー(@MU/U)が6.03%安と急落したのをはじめ、インテル(@INTC/U)が2.92%安、テキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が1.66%安、ブロードコム(@AVGO/U)が1.49%安と売られている。
 一方、1ドル均一ショップ大手のダラー・ツリー(@DLTR/U)は11.55%高と急伸。この日発表された今年2〜4月期の決算で、売上高と調整後EPSが市場予想を上回ったことや、グループ全体の既存店売上高が上振れたことなどが追い風だ。


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