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2019/12/27 08:40

大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックは初の9000台 無料記事

 祝日明け26日のNY株式市場は、米中協議の進展が期待される中で幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均は前営業日比105.94ドル(0.37%)高の2万8621.39ドルと反発し、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は69.51ポイント(0.78%)高の9022.39ポイントと11日続伸した(終値ベースで初めて9000台を突破)。S&P500指数も0.51%高の3239.91ポイントと上昇し、主要3指数がそろって最高値を更新している。
 合意署名に向けた米中貿易交渉の進展が追い風。トランプ大統領は24日、習近平国家主席と「第1段階」合意に署名するための調印式を行う意向を示した。中国商務部報道官も26日、調印式の開催について「米国と密接に連絡を取り合っている」と応じている。
 ダウ平均の構成銘柄では、時価総額の大きいアップル(@APPL/U)が1.98%上昇(終値ベースで上場来高値を更新)。また、ビザ(@V/U)とマイクロソフト(@MSFT/U)が0.85%、0.82%ずつ値を上げたほか、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)も1.06%高と買われた。
 セクター別では、一般消費財の上げが目立つ。メキシコ料理大手のチポトレ・メキシカン・グリル(@CMG/U)が1.17%上昇したのをはじめ、ホテルチェーン大手のマリオット・インターナショナル(@MAR/U)が1.08%高、オンライン旅行サイト大手のブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が0.99%高、クルーズ船運航大手のロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)が0.91%高と値を上げている。
 他の個別動向では、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.45%高と急伸。年末商戦の受注件数などについて、「過去最高を更新した」と発表したことが刺激材料だ(金額は非公表)。


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