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2020/02/13 08:37

大引け概況(詳報):ダウ反発、主要3指数が軒並み最高値 無料記事

 12日のNY株式市場は、新型肺炎の拡大懸念が後退する中で幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比275.08ドル(0.94%)高の2万9551.42ドルと反発したほか(過去最高値を更新)、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も続伸し、87.02ポイント(0.90%)高の9725.96ポイントと過去最高値を塗り替えて終了した(S&P500指数も3379.45ポイントで過去最高値)。
 中国衛生当局の発表によると、中国国内の新規感染者数は2日連続で前日を下回った(12日時点で累計感染者数は4万4000人超)。また、湖北省の1日当たり感染者が10日ぶりに2000人を割り込んでいる。
 これを受け、ダウ平均構成銘柄では中国販売比率が高い銘柄が上昇。スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が2.98%高と急伸したほか、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.50%高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が2.37%高、素材科学大手のダウ(@DOW/U)が1.20%高と値を上げた。
 セクター別では、S&P500を構成する全11業種のうち10業種が上昇。なかでも、原油高を材料にエネルギーの上げが目立つ(WTI先物3月限の清算値は2.5%上昇)。油田サービスのハリバートン(@HAL/U)が2.85%と急伸したのをはじめ、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が2.22%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.79%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.22%高と買われた。
 情報技術も高い。ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(@CSCO/U)が1.63%高と上昇したほか、半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が1.91%高、同業のエヌビディア(@NVDA/U)が1.74%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が1.36%高と値を上げている。


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