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2020/10/26 08:31

大引け概況(詳報): ダウ小反落、ナスダックは続伸 無料記事

 先週末23日のNY株式市場は、好悪材料が入り混じるなか、小幅なレンジで売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比28.09ドル(0.10%)安の28335.57ドルと小反落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は42.27ポイント(0.37%)高の11548.28ポイントと続伸して取引を終えた。ダウ平均については、決算内容の一部下振れで半導体大手インテル(@INTC/U)とクレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が売られたことが重しとなっている(それぞれ10.58%、3.64%ずつ下落)。
 市場では、追加経済対策法案を巡る期待と不安が依然として入り混じる状態。ムニューシン財務長官が「(野党・民主党との間には)まだ大きな隔たりがある」と発言する一方、メドウズ大統領首席補佐官は「週末に合意が得られると期待している」と楽観的な見方を示した。
 また、コロナ禍を巡る材料も好悪まちまち。バイオ医薬品大手ギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)の抗ウイルス薬「レムデシビル」が22日、米食品医薬品局(FDA)から承認を受けた(ギリアド株は一時4.89%高まで買われたが結局0.20%高で終了)。その半面、米国では新規感染者数が再び7万人を超えるなど感染「第3波」が警戒されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇した。主力IT銘柄が底堅い値動き。SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.40%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.64%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.88%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.62%高と値を上げている。好決算でチャットアプリ大手スナップ(@SNAP/U)が連日の急騰を続けるなか(この日も10.78%高)、フェイスブックなど他のSNS大手も堅調に推移している格好。画像収集アプリのピンタレスト(@PINS/U)も4.31%上昇した。


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