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2020/10/23 08:35

大引け概況(詳報): 反発、追加経済対策の合意に期待感 無料記事

 22日のNY株式市場は、追加経済対策の合意期待で強含む展開。主要指標のダウ平均が前日比152.84ドル(0.54%)高の28363.66ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が21.32ポイント(0.19%)高の11506.01ポイントとそろって反発して取引を終えた。追加経済対策法案を巡る期待と不安が依然として入り混じる状態だが、この日はペロシ下院議長がムニューシン財務長官との協議を経て「(追加経済対策法案は)すぐそこにある」と発言したことが相場を下支えしている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。なかでもエネルギー、金融、資本財などバリュー株・景気循環株の上げが目立つ。長期金利の上昇による利ザヤの拡大を追い風に、銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)とバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)がそれぞれ3.53%、3.41%ずつ上昇したほか、クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が3.31%値上がりした。原油先物が反発するなか、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)もそれぞれ5.13%、3.57%ずつ上昇している。
 コロナ禍が逆風となっていた小売、観光などの銘柄も高い。アパレル大手のギャップ(@GPS/U)が13.65%高、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が8.42%高、百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が7.52%高、航空大手のデルタ・エアラインズ(@DAL/U)が7.05%高、ファッションブランド「コーチ」を手がけるタペストリー(@TPR/U)が6.69%高、ホテル大手のマリオット・インターナショナル(@MAR/U)が5.96%高と急伸した。



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