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2019/12/30 08:57

大引け概況(詳報):薄商いながらダウ最高値、ナスダックは小反落 無料記事

 先週末27日のNY株式市場は、市場参加者が少ない中でもみ合う展開。主要指標のダウ平均は前日比23.87ドル(0.08%)高の2万8645.26ドルと続伸したものの(過去最高値を更新)、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は一服感で12日ぶりに反落し、15.78ポイント(0.18%)安の9006.62ポイントで終了している。
 この日のプラス材料は、先週後半に発表された米個人消費の底堅さを示すデータ。マスターカードによると、11月1日〜12月24日までの米小売売上高(自動車を除く)が前年同期比で3.4%増加したほか、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)も「年末商戦の売上高が過去最高を更新した」と明らかにしている。
 ダウ平均構成銘柄では、小売りや日用品関連銘柄が高い。スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が0.85%高と上昇したほか、消費財大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が0.69%高、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が0.60%高と買われた。
 セクター別では、生活必需品の上げが目立つ。日用品大手のコルゲート・パルモリブ(@CL/U)が0.87%高と上昇したのをはじめ、食品・飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が0.62%高、化粧品大手のエスティ・ローダー(@EL/U)が0.34%高、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が0.33%高と値を上げている。
 一方、利益確定の売りに押された大型ハイテク銘柄は総じて小安い。半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が0.97%安と下落したのをはじめ、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が0.57%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.18%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が0.15%安と値を下げた。


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