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2020/07/20 08:43

大引け概況(詳報): ダウ小幅続落、ナスダックは小反発 無料記事

 先週末17日のNY株式市場は、主要企業の決算動向を気にしながらもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比62.76ドル(0.23%)安の26671.95ドルと小幅続落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は29.36ポイント(0.28%)高の10503.19ポイントと小反発して取引を終えた。
 ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が慎重な7〜9月期ガイダンスを明らかにしたこと(ネットフリックスは6.52%安)、7月のミシガン大学消費者態度指数が73.2と予想外に下落したこと(市場予想:約79)、米国で新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最高を更新したこと――などが懸念材料となった。ただ、積極的に売り込む動きはみられていない。新型コロナウイルスに関し、年内のワクチン開発や追加の景気刺激策に対する期待もでている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、エネルギーや金融、一般消費財などが軟調だった一方、公益やREITなどディフェンシブセクターを中心に7業種が上昇した。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.61%高、電力大手のデューク エナジー(@DUK/U)が1.64%高と値上がりしている。
 ヘルスケア銘柄も高い。外科手術システム大手のインテューイティブ・サージカル(@ISRG/U)が7.69%高と急伸したほか、同じく医療器具大手のボストン・サイエンティフィック(@BSX/U)が3.68%高、メドトロニック(@MDT/U)が2.96%高と値上がりしている。新型コロナのワクチン関連銘柄も急騰。モデルナ(@MRNA/U)が15.94%高で過去最高値を切り上げたほか、バイオNテック(@BNTX/U)が12.36%高、ファイザー(@PFE/U)が1.83%高で引けた。
 一方、金融セクターは下落。ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.85%安、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.97%安、U.S. バンコープ(@USB/U)が4.07%安と売られた。





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