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2019/12/18 08:27

大引け概況(詳報): 小幅ながら5日続伸、連日で最高値 無料記事

 17日のNY株式市場は、小幅ながら買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比31.27ドル(0.11%)高の28267.16ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が9.13ポイント(0.10%)高の8823.36ポイントとそろって5日続伸して取引を終えた。多くの機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、1.07ポイント(0.03%)高の3192.52ポイントと買われ、主要3指数が連日で最高値を更新している。
 先週末に米中間で「第1段階の合意」に達したことに加え、堅調な国内経済指標が追い風。この日は11月の住宅着工件数、鉱工業生産が上振れたことが相場を支えた。
 S&P500全11業種のうち、5業種が上昇(6業種が下落)。消費セクターや金融セクターの一角が買われた。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.21%高、ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が1.02%高、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が0.61%高と値を上げたほか、銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)とジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)がそれぞれ0.61%、0.98%ずつ上昇している。
 他の個別動向では、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.71%高と急伸。この日初めて4地域別の業績・会員数データを開示するなか、欧州市場やアジア市場での急成長が改めて材料視された。また、医薬品大手のイーライリリー(@LLY/U)も2.02%高と堅調。この日発表された2020年ガイダンスで、利益見通しが市場予想を上回ったことが好感されている。


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