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2020/08/28 08:53

大引け概況(詳報):ダウ続伸で半年ぶり高値、ナスダックは反落 無料記事

 27日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は前日比160.35ドル(0.57%)高の2万8492.27ドルと続伸し、約半年ぶりの高値で引けた。一方、前日に大きく上昇していたナスダック総合指数は39.72ポイント(0.34%)安の1万1625.34ポイントと反落している。
 この日のプラス材料は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がハト派的な姿勢を示したこと。パウエル議長は講演で、インフレ率が目標の2%を一時的に上回ることを容認する新指針を表明。物価が明確に上昇するまで利上げを見送る方針を示したことになる。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が上昇。なかでも金融の上げが目立つ。ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が3.29%高、アメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が3.18%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が1.41%高と買われた。ヘルスケアも高い。アボット・ラボラトリーズ(@ABT/U)が7.85%高と急伸したのをはじめ、メドトロニック(@MDX/U)が2.67%高、アムジェン(@AMGN/U)が1.05%高、ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が0.92%高と値を上げている。
 一方、コミュニケーションは安い。前日に大きく上げた銘柄を中心に利益確定売りに押されるなか、ネットフリックス(@NFLX/U)が3.88%安と急落したほか、フェイスブック(@FB/U)が3.52%安、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が0.95%安、TモバイルUS(@TMUS/U)が0.82%安と値を下げた。


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