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2020/08/31 08:36

大引け概況(詳報): ダウ3日続伸、ナスダックは反発 無料記事

 先週末28日のNY株式市場は、景気先行きへの楽観ムードが続くなかで、幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比161.60ドル(0.57%)高の28653.87ドルと3日続伸したほか、ナスダック総合指数が70.29ポイント(0.61%)高の11695.63ポイントと反発して取引を終えた(ナスダックは最高値)。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は23.46ポイント(0.67%)高の3508.01ポイントと7日続伸し、6営業日連続で過去最高値を切り上げている。
 特段の新規ポジティブ材料はなかったが、前日のパウエルFRB議長の講演内容が改めて好感された。経済指標も堅調。7月の個人消費支出(PCE)が1.6%上昇したほか(市場予想:↑約1.3%)、8月のミシガン大学・消費者態度指数(確報値)が74.1と速報値(72.8)から上昇修正された。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでもエネルギーや資本財など景気循環セクターの上げが目立った。景気先行きへの楽観を追い風に、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が2.39%高、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が2.01%高、航空・防衛大手のレイセオン・テクノロジーズ(@RTX/U)が2.20%高と値を上げている。
 コロナ禍で打撃を受けた銘柄群も上昇。クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が6.76%高、ロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)が5.29%高、ホテル大手のマリオット・インターナショナル(@MAR/U)が4.39%高、カジノ大手のウィンリゾーツ(@WYNN/U)が5.81%高と買われた。
 ハイテク関連も高い。好決算を発表したクラウド型財務・人事管理ソフト大手のワークデイ(@WDAY/U)が12.58%高、PC・プリンター大手のHPインク(@HPQ/U)が6.15%高、仮想化ソフト大手のVMウエア(@VMW/U)が2.23%高と上昇した。半導体関連も堅調に推移し、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.11%高、半導体大手のインテル(@INTC/U)が2.08%高、半導体設備大手のラムリサーチ(@LRCX/U)が2.73%高と買われている。


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